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コクシジウム闘病記1

うちのフェレット「みみ」は、お迎えした時から「コクシジウム」というやっかいな虫に感染していました。その為、獣医さんやネットからできる限りの情報収集をしたつもりです。ここでは私の勉強したコクシジウムの知識と症状、対応策、ペットショップの事等を紹介していこうと思います。とりあえず、コクシジウムを知らない方の為に、コクシジウムの基本情報から説明していますので興味があればお読みください。

フェレットのコクシジウム -基本情報

コクシジウムとは?
コクシジウムとは原虫の一種で、目には見えないほど小さい虫(ミクロレベル)です。生命力、感染力が高く、小動物や体調不良の動物が感染した場合は命を落とす危険さえあります。
フェレットのコクシジウムの感染原因
フェレットファームでの感染の可能性もゼロではありませんが、一般的には流通過程やペットショップ内感染が最も多いと言われています。犬などの他の動物からもらってきてしまう事が多いようです。
フェレットのコクシジウムの症状
主に下痢、血便、体重の減少などがあります。しかし、全てのフェレットにこれらの症状が出るわけではなく、あまり症状がでない場合もあるようです。一番怖いのが貧血と下痢による脱水症状で、幼いフェレットの場合は特に注意する必要があります。下痢が激しい場合はイオンウォーターなどで水分を補給するのがいいでしょう。(獣医さんの指示の上で)
飼い主さんが気を付けられる事
フェレットを購入する時には必ず便の状況を確認する事。
フェレットを購入したら早急に健康診断と検便をしてもらう事(重要)。
コクシジウム感染の有無に関わらず、他の動物に近づけない事。
ましてや他の動物の糞などには決して近づけない事。
コクシジウム感染経緯の詳細
コクシジウムに感染した動物の糞に、卵のような物(オーシストと呼ばれる)が含まれていて、その糞に接触、または間接的に接触した後、グルーミング等で経口感染します。オーシストは腸管の細胞に寄生し、細胞を破壊しながら増殖を繰り返します。(厳密には増殖方法は複雑です。)ちなみに犬、猫、鳥、牛、うさぎ、フェレット等様々な動物にも感染します。

糞の中に含まれるオーシストは、暑さ、寒さ、乾燥、消毒薬に強く、非常に生命力が強いです。前述した様に、コクシジウムを死滅させる方法は多くありません。
フェレットのコクシジウムの治療
コクシジウムをフェレットの体内から駆虫するには、専用の薬(サルファ剤)を投与します。しかしもし体内のコクシジウムを駆虫できたとしても、部屋や用具の中に残っているオーシストが口の中に入ってしまうと再度感染してしまいます。前述したとおり非常に生命力の強い虫という事に加え、目に見えないですから、何度も感染を繰り返しなかなか完全に駆虫できない...という事もありうるのです。

コクシジウムの症状の経過

うちのフェレットにどんな症状があったのか、またどのようにして回復に向かっていったかを簡単に表にしました。その詳細に興味がある方は、表の下を読み進めてください。

○日目食欲便臭い備考
お迎え初日?g普通に食べた下痢強烈便の色がなんだか黄色身を帯びていて、とりあえず臭いが強烈だった。下痢しているだけで他に症状はみられない。
二日目60g前日同様強烈相変わらず下痢だが異様に食べる。
三日目60g少し治まる強烈ご飯が完璧に消化されていない便がでる。
四日目70g(!)前日同様強烈ペットショップでご飯が少なかったせいか食べすぎ。そのくせ消化悪い。
五日目55g夜にひどい下痢強烈なんだか白い玉のような物が便の中に...なんだろこれ。
六日目40gひどい下痢強烈昨日同様の便がでる。補足するとなんだかネバネバしていてる。今日病院に行って抗生物質をもらう。
七日目30gひどい下痢強烈抗生物質を与える為に、フェレットバイトを多く与えざるを得なかった為、ご飯の量が減る。白い玉あり。
駆虫薬投与一日目30gひどい下痢強烈今日からコクシジウムの駆虫薬「ダイミロン」を与える。ポカリスエットに溶かして与える。なんだか食欲があまりない。白い玉あり。
二日目30g下痢強烈昨日より気持ち便がましになったような気がする。でも本当に気持ち程度。
三日目40g下痢臭い少し減るまた昨日よりましになった気がするが、たいした効果はみられない。今日も白い玉あり
四日目40g普通と下痢の中間結構明らかな変化が見られる。白い玉のようなものが無くなった。ネバネバも大分減った。しかしまだ下痢。
五日目40g前日よりも少しよくなる少し 今日からペットショップで処方された薬(多分ダイメトンって言ってた?)を投与。少しゆるい程度で初めてうんちらしいうんちが出た。臭いも少なくなる。でも同じ餌を食べているももと比べるとやっぱり臭い。

六日目以降はあんまり変化は無かったです(下痢も無くなりました)。投薬十四日目の検便では、コクシジウムのオーシストは検出されませんでした。しかしまだ完全にコクシジウムが落ちたとは言えないので、七月十六日に再検便してもらいます。(もっと早くして欲しいんですがペットショップの都合なんですと...やだやだ)あと、コクシジウムの知識を深めたい方は下も読んでみてくださいね。それとペットショップ選びの重要性も再認識できると思います。

みみのコクシジウム感染

 うちのフェレットみみは、初めて家に来たときから下痢をしていました。もともと健康診断の為に病院には連れて行くつもりだったのですが、その時は私の仕事が忙しかった事もあって、一週間後に行く事に。ペットショップからの移動、環境の変化から、ストレス性の下痢を起こす事も考えられるので悠長に構えていました。病院へ行くまでの症状はこんな感じです。

初日→下痢 なんだか便がとても臭い やけに明るい色をしている 
二日目→下痢 昨日と同じような感じ
三日目→昨日よりは大分よくなる なんだかフードが消化しきれていない 
四日目→昨日と同じだがまだ少しゆるい 相変わらず臭い 消化も悪い

とこんな感じです。そして病院にいこうとした前日の夜(五日目)、今までで一番激しい下痢をしました。 その時の便はなんだか白い球(3ミリくらい)のような物がたくさん入っていました。(つぶつぶウンチのような感じではない)

次の日病院へいくと、「今ここではっきりとは言えないが、うつる可能性のある虫がいます」と。とりあえずそこでは抗生物質をもらい、その足でペットショップへ。そこでは同じケージにあと二匹フェレットがいたので、その子達が心配だったからです。

すると...やっぱり下痢してました。っていうか買う前に気づけよ!(買う前に何度も見に行っていたので安心していた)

店員さんに病院での事を話すと、
「えーそうなんですか?こないだ便検査した時何も出なかったんですけど」 (その時は知らなかったがコクシジウムに感染していてもオーシストが検出されない場合もある)

「でもお隣のケージのフェレット三匹にはコクシジウムが検出されたんですよぉ。まぁとりあえず当ペットショップで無料で検便させていただきまして、その後治療させていただく事になるんですけれど...ええお金は頂きません。しかし他の動物病院の費用はお客様負担になりますので。」

とりあえず最初の動物病院に、今後の治療をペットショップに任せた方がいいのか相談しようと電話すると「結果が出ましたよ。コクシジウムという虫が発見されました。」との悪魔の声が。その時まだ私は、コクシジウムという虫の厄介さを知りませんでした...

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